1.eduCommonsのインストールと起動・停止

eduCommons[1]は、オープンコースウェアを構築するためのWebアプリケーションです。eduCommonsは、オープンソースプロジェクトであり、CMS(Content Management System)のZope, Plone[2,3]をベースに作られています。

先日、バージョン3.2.1-finalがリリースされたので、Windows版を自宅のWindowsXPマシンへインストールをしてみました。

1.ダウンロード

eduCommonsのダウンロードページ[4]からWindowsインストーラをダウンロードします。

eduCommons_download_page

2.インストール

ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして実行します。

eduCommons_install_icon

ウィザードに従って行くだけでインストールは終了します。

Welcome画面
eduCommons_install_finish

ライセンス同意画面
eduCommons_license 

インストール開始画面
eduCommons_install_start

インストール作業中画面
eduCommons_Installing

インストールが終了しました。
eduCommons_information

※インストールされたアプリケーションは、Program Filesフォルダではなく、c:\直下にeduCommonsフォルダが作成され、その中に入っています。

3.サーバの起動

インストール直後、eduCommons Controllerというアプリケーションが実行していきます。

このコントローラアプリで起動と終了を、eduCommonsのサーバの状態やeduCommonsのサイトを表示したり、管理画面を表示することができるアプリケーションです。

eduCommons_Controller

ただ、現状のままでは、Unknown Stateとなっていて、このコントローラでは、起動ができません。

解決の糸口として、c:\eduCommons フォルダにあるREADME.txtに、起動方法が書かれています。

  • コマンドプロンプトによる起動:
       C:\eduCommons\bin/plonectl start
  • コマンドプロンプトによる停止:
       C:\eduCommons\bin/plonectl stop

コマンドプロンプトを起動して、c:\eduCommonsへ移動します。そして、 bin\plonectl start コマンドを入力します。

error_service_not_found

インストーラの不具合だと思うのですが、やはり、サービスがインストールされていないため起動ができませんでした。ですので、サービスをインストールします。

3.1 サービスのインストール

bin\plonectl install コマンドを実行してインストールを行います。[5,6]

fig.サービスがインストールされました。
install_service 

これで、コントローラからサーバを起動することができます。もちろん、コマンドプロンプトからbin\plonectl startも使えます。

fig.サービスが存在している画面
start_server

サーバが起動するとコントローラ画面は、下図のようになります。

fig.サーバが起動中の画面
server_startted

4.eduCommonsサイトの表示

eduCommonsサイトを表示するには、コントローラの「View eduCommons  …」をクリックするか、ブラウザで直接http://localhost:8080/eduCommonsを入力します。

fig.eduCommonsのスタート画面
first_page

5. サーバの停止

サーバの停止方法は、コントローラの「Stop instance」ボタンをクリックするか、コマンドラインからbin\plonectl stopを入力することで停止します。

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